読後に残る不気味な余韻…
本日紹介する本はこちらです
・心理的な恐怖が好きな人
・複雑な人間関係を楽しみたい人
結論
慎介は記憶を取り戻し
真実を追求する中で驚愕の事実にたどり着く
謎の女性、瑠璃子の力と美菜絵の死の真相が明らかに…
物語
ある日帰りが遅くなった美菜絵は
自転車で帰っている途中に車に轢かれてしまった
幸せな人生を突然終わらされた美菜絵の恨みは
運転していた相手に向けられた
主人公は雨村慎介
彼はバーで勤務していたが
帰りに殴られて意識不明となる
目を覚ました時、一部の記憶が失われていた
それは慎介が交通事故を起こした部分の記憶だった
刑事が訪れ、犯人は自殺していたと告げられる
慎介は少しずつ記憶を取り戻し始めるが
いくつかの疑問点が浮かび上がり
自分で調査を始めることに
そして警察も
この事件には何か裏があるのではないかと考え
調査を進める
慎介の前に現れる謎の女性、瑠璃子
彼女の目には人々を操る力があり
物語の鍵を握っている
慎介は記憶の断片を追い求める中で
次第に明らかになる真実に驚愕する
瑠璃子の瞳に秘められた力とは何なのか
そして、美菜絵の死の真相は
謎が深まる中
慎介は自らの運命を切り開くために立ち上がる
果たして彼は真実に辿り着けるのか
この続きが気になる方は
ぜひ『ダイイング・アイ』を手に取ってみてください
・美菜絵の交通事故の真実、そして犯人の自殺はどんな関係か
・長い記憶の先に待つのは困難か、当面絶望か
疑問に対する答えが
意外な形で小説の中に隠れているかもしれません
物語の世界に飛び込んで
新たな発見を楽しんでみませんか
主な登場人物
雨村慎介: バーテンダー
村上成美: 慎介の同棲相手
岸中玲二: 事故で亡くなった美菜絵の夫
岸中美菜絵: 交通事故で亡くなった女性
瑠璃子: バーに現れる謎の女性
木内春彦: 交通事故の関係者
小塚洋平: 刑事
感想
この本を読んでいくと
負の連鎖が続き
なぜこんなことになるのだろうと考えさせられます
登場人物も次々と増え
最後はどうなるのかと興味が尽きません
読み進めていくうちに
点と点が繋がり
最後には線となる部分が非常に面白いです
特に、恨みからここまで話を
展開させる東野圭吾の
巧みなストーリーテリングには感嘆しました
登場人物たちの複雑な感情や動機が絡み合い
物語に深みを与えています
印象的な言葉として
今度こそ忘れないで
あなたがあたしを殺したということを
あなたが殺した女の顔を、女の目を
というセリフが心に残りました
この言葉は、物語全体のテーマである
「記憶」と「復讐」を象徴しており
強烈な印象を与えます
一緒に購入してる本
幼少期に両親を惨殺された三兄妹が
14年後に真犯人を追い詰めるために
詐欺を働きながら復讐を果たそうとする物語
愛と憎しみが交錯する、ミステリー